タイマーIC 555は実に便利なICで3つの動作モードを持っています。
1. 両安定モード (Bistable mode) またはシュミットトリガ – DISピンが未接続かつコンデンサを使用しない場合、
555はフリップフロップとして動作させることができ、チャタリング防止スイッチへの用途ができます。
2. 単安定モード (Monostable mode) – このモードでは555は「ワンショット」パルス発生器として動作します。
用途としてはタイマー、パルス停止検出、チャタリング防止スイッチ、タッチスイッチ、周波数分周器、
コンデンサ計測、パルス幅変調(PWM)などがあります。
3. 無安定モード (Astable mode) – 555を発振回路として動作させることができます。
LEDやランプ点灯器、パルス発生器、論理クロック、トーン発生器、セキュリティアラーム、パルス位置変調(PPM)などがります。
555はアナログ値をパルス長に変換する単純なADCとして用いることもでき
(サーミスタをタイミング抵抗として使う場合、温度センサーで555を使用して出力パルスの周期を温度から検出する。)。
マイクロプロセッサベースの回路ではパルス周期を温度へ変換し、直線化して補正された中間値を得られます。
今回は無安定モードを利用してLチカ回路を組みました。